ボーダーランズ Dead ECHOs 第4話あらすじ「No mistakes. Only opportunities. Bring a mop.」
前半はコメディ、中盤は窒息サスペンス、最後は容赦ないホラーという三段構えの回。Episode 3で売り渡したCrispの”回収”を仕上げ、二人の関係が「損得の相棒」から一段深まる一方で、Amadeusがついにジュニーの居場所を掴みます。
Aプロット:老婆のウィッグとカジノの罠
- なりきりのためのウィッグ — WattsはFancyになりすましてCrispを罠にかけます。Junieが用意した老婆のウィッグを「小道具はいらない、必要なのは彼女のヘッドスペースに入ることだけだ」と突っぱねた直後、電話をかける寸前に「よこせ」と受け取るのが可笑しい。ウィッグの出所は「昔インプロ(即興劇)で使った」
- 電話一本の計略 — Fancyの声色でCrispに「今すぐ大金の入った袋を持ってカジノへ来い」と命令。声が違うと指摘されると「女性の声質の変化を揶揄するとは何事か、更年期を知らないのか」と逆ギレして押し切ります。Crispはその日、実弟の結婚式で介添人を務める予定でした
- 裏からの密告 — 同時にポストマスター名義でAaron Baronに「Crispがカジノへ向かっている」とリーク。Baronは例の”消えた武器輸送”の取引現場だと誤認します
- カジノ監視の乗っ取り — 現場を見物したいという動機だけで、Wattsが別名「Disco Ranger」としてカジノの監視カメラ網に侵入し、自前の観戦システムを構築します
- 鉢合わせ — タキシードの上着にボクサーパンツ姿で現れたCrisp(結婚式帰り)とAaron Baronが衝突。“fancy”が人名なのか「洒落た」という形容詞なのかで延々すれ違う言葉遊びが本エピソード屈指の見せ場です。最後はカジノの保安 Pit Boss と、劇中では終始ピー音で伏せられる用心棒 Trent the S---(公式キャスト表には伏字なしで掲載)が介入し、二人まとめて拘束されて計画は成功します
- 正当化の理屈 — 冤罪を気に病むJunieに対し、Wattsは「犯罪者に犯罪を仕掛けるんだから、カルマ的には差し引きゼロだ」と一蹴します
Bプロット:高齢者を狙う「Cash for Eridium」詐欺
宛先が多すぎて配送不能になっていたECHOの正体は、高齢者からEridium(エリジウム)を騙し取るスパム広告でした。「その尖った、たぶん有毒な石があなたの家を圧迫している」「サイレンでもないのに持っていても仕方ないでしょう」と煽り、二束三文で買い叩く手口です。
- 怒ったJunieは、Wattsの因縁の相手 Crazy Earl に話を持ち込みます。Earlは以前Wattsに”喋る銃”を売りつけ、返品を求めたWattsを罵倒してブロックした過去の持ち主
- ところが本人は宇宙の外へ出張中。代わりに応対したのが Digi-Earl — Earl本人の膨大なECHOログを学習させたホログラムAIです。声を当てているのはGearbox社長のRandy Pitchford本人(公式キャスト表で確認できます)
- Digi-Earlは「ホログラムにも人格があり社会に貢献している」と主張し、「チェーンソーの頭を持つボットに自分をダウンロードすればいい」と嬉々として現場行きを志願します
- 交渉の結果、Eridiumはアール、回収した現金は全額被害者へ返還、Junieの取り分は20%(提示された5%から粘って引き上げ)。ちなみにEarlは、かつてJunieが物々交換で渡したアウトランナー(車)をフォークで丸ごと完食しています
- Episode 1の”青髪の狙撃おばあちゃんたち”に助けを求める案も出ますが、「本当に火力が要るときのために取っておこう」と見送られます
Cプロット:酸素を止められる
計画が決まった直後、Dahl社から自動音声の監査結果が届きます。ECHO処理率は「絶望的」、業績指標は「一部の設備が逆回転するレベル」。上級会計士が下した処分は——
- 割り当ての2倍の酸素を消費している(会社は「無許可の性的活動が原因」と決めつけます)ため、2週間の酸素供給削減
- ついでに「ドアロック機構の不具合を修正した」=閉じ込め
酸素再循環装置の再起動には30分かかり、それまで保ちません。パニックに陥ったWattsは「空気は一人分しかない」とJunieを絞め落として冷蔵庫で保存しようとするという迷走を見せます(力で完敗)。
落ち着いた末の解決策は火災の偽装。防災システムが作動すればドアロックは自動解除され、外気が入る——
- 酒瓶を2つの火災センサーのちょうど中間へ投げる
- 銃嫌いのWattsに代わり、JunieがMaliwan製ブラスターをインセンディアリー(火炎)モードに切り替え、空中の瓶を撃ち抜く
- 失敗すれば残りの酸素を焼き尽くして即死という、文字どおり一発勝負
幕間:Wattsが本当にやりたかったこと
危機のあと、Wattsは初めて本音を漏らします。機械の天才であることに、本人はまったく興味がない。本当にやりたかったのはコメディ・即興・執筆で、Prometheaにある名門コメディ学校「Professor Chucklegut’s Fund Learnatorium」(音声からの暫定表記)に行きたかった、と。「金持ちかコネか名門校の出身者しか食えない世界だ」と諦めていた彼に、Junieは「あなたほど”ネタのために生きている”人を私は知らない。本気で行きたいなら行ける」と返します。シリーズで初めて、二人の関係が損得を超えた場面です。
Dプロット:Amadeusがたどり着く
ラストシーンの舞台は、かつて移動式拷問戦車だったものを改装したテーマレストラン Kasa Carnivora(綴り未確認)。崖から50フィート下の煮え立つサルサの釜へ飛び込むショー(飛沫がかかるので客は目を閉じる決まり)と、実弾を撃ち禁断の知識を授けるため子供には不適切な人形劇が売りの店です。
そこへ Liquidator Amadeus が現れます。手にしているのは、Atticusが虐殺したDahl支社に落ちていた、この店の紙袋とレシート。
- 店は「人形劇の訴訟以来、顧客記録を残していない」と回答
- そこでAmadeusはレシートの品目を読み上げさせます。3ビーン・ブリトー1つ、ビーニア・ブリトー1つ、ミニ・ビーニー・タコティーニ6つ——ホストは即答します。「ああ、この注文なら知ってる。彼女、しょっちゅう来るよ」
- 「Junie Jakobs。それが彼女の名か」 — 姓はAmadeus自身が補います。つまり彼が新たに得たのは名前ではなく、「彼女は今このPandoraにいる」という事実でした
そしてAmadeusは、なぜJunieがあの虐殺現場に行ったのか、Atticusを追っているのかと激高し、居合わせた客——10歳の誕生日を祝いに来ていた Little Jeebus と父 Dabney Harkham の家族連れ——を干からびた抜け殻に変えます。
「Jakobsの娘が、私をAtticusへ、贖罪へ、調和へと導いてくれる。今行くぞ、兄弟(brother)」
Episode 3では「Atticusを蝕んだ病が自分にもあるのでは」と怯えていたAmadeusが、ここでAtticusを「兄弟」と呼ぶことがはっきりします。彼にとってこの追跡は任務ではなく救済なのだ、という位置づけです。そして凄惨な現場を前に、ホストが奥へ声をかけます——「ティト、ちょっと前に来て。モップ持ってきて」。これがエピソードタイトルの回収です。
小ネタ
- Wattsの社員番号は ECHOオペレーター3607
- 株番組「Stocked and Loaded」(暫定表記)のホスト Boomer Dugnut が登場し、Episode 2の Shrimp Blimp株を「今週のサプライズ・ブーム銘柄」として煽ります。二人は売り抜けのタイミングと、内部にいるGeorgeとGaryの脱出を待っている状態です
- 同番組では「TDOR(テディオア社と思われる)の実験的スーパーソルジャー技術プログラム」への言及もあります(音声からの暫定表記・本筋との関係は未確認)
- FancyとVivian ProctorはEpisode 4に登場しません(公式キャスト表に不在)。一方Crispは、本エピソードで初めて”実物”として画面に出てきます
- 次回予告では「生命を創造してしまった」「赤ん坊たちをコールセンターに売るな」といったやり取りに加え、Episode 3から持ち越されていた「デバイスのECHO」がついに復元されることが示唆されます